無線通信活用で配線が難しい現場の悩みを解決
JSSのメディア記事をご覧いただきありがとうございます。
北関東支店に所属しております大木と申します。 今回は私が弊社取扱機器についてご紹介させていただきます。
普段、防犯カメラをつける際にこんなお悩みはございませんでしょうか?
- ・2つの建物を両方監視したいが間に道路があるため、どちらか一方だけを監視している
- ・事務所と倉庫の距離が離れていて工事費を考え断念している
本日は、取引先で日頃よりJSS製品を提案いただいている株式会社日警様の事例をもとに、上記のような課題を解決するための機器設置事例をご案内したいと思います。
本ブログを見ていただきました皆様のお力になれれば幸いです。
今回とり上げる企業様のご紹介
基本情報 | 会社名 :株式会社日警 設立:昭和45年2月2日 本社所在地:茨城県水戸市萱場町1041-3 |
事業内容 |
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設置機器構成 | JS-CA4031A:5台、JS-CA4041A:27台、JS-RA6016:2台、PF-CW2060S:5台、JS-RW5008:1台、8chPoEハブ、モニタ、無線機 |
JSS機器導入のメリット | 他社に比べて安価で提案しやすい 営業の方がしっかりサポートしてくれるので、導入後も安心 取扱機器が多いため、提案の幅が広い |
導入の目的・課題
対象の現場は茨城県にある食品加工の工場。
同軸の既設システムが稼働中の現場でした。それらの配線を活用したカメラ・レコーダ等の設置機器のリプレイスとともに追加の機器設置等のご要望をいただきました。
以下が設置先の企業様からいただいた要望の概要になります。
設置先企業様からのご要望
- 要件①:工場への既設配線(同軸・アナログHD)を活用し、設置機器は全てリプレイスしたい
- 要件②:社員寮(駐車場・道路をはさんで工場の向かい側)に新規で機器設置したい(IP)
- 要件③:工場・社員寮、ともに工場側の管理室でモニタリングしたい
「リプレイスする現場(工場)と新設する現場(社員寮)が距離・立地的に有線での接続ができない」が、「1か所でそれぞれをモニタリング監視」する必要があるため、通常のシステムでは解決できない案件になりました。
また、設置先が食品工場だったため食品加工時に発生する湯気が障害になる可能性があり、セオリーとは異なる提案をしています。詳細は次項にてご説明します。
機器構成のポイントと課題解決
本案件のポイントは、道路をはさんで建てられている二つの施設(工場・社員寮)への設置のため、LAN・同軸ケーブルなどを用いた有線での配線ができない点です。
こういった現場で有効なのが無線通信を活用したシステム構成です。
設置エリアのイメージ図
道路をはさむシステム構成の場合、無線通信を利用するのが有効な解決策なのですが、設置にあたりいくつか注意する点があります。
実際に自社での導入や提案を行う場合は下記に注意してみてください。
無線通信機器を含めた提案時の注意点
①見通しのいい設置環境 | 無線機の間に障害物などがあると通信が安定しないため、見通しのいいところでないと不向き。 |
②高い場所への設置 | 今回のように道路をはさんだ設置条件には特に注意が必要。低い位置で設置した場合、トラックや車などが通った際に通信を遮ってしまうため、なるべく高い位置に設置する必要がある。 |
③電源供給 | 無線機それぞれに電源が必要なため、電源が取れない現場では設置できない。 |
④デモの実施可否 | 導入前のデモ実施を強く推奨。 |
個人的に④の条件はマストだと思っています。
無線通信を活用した設置工事は上記のようにケアしなければいけない点が多々存在します。導入後のトラブルを未然に防ぐためにも、事前のデモ実施は確実にできるように提案しましょう。
システム構成紹介
導入したシステム構成についてご紹介します。
社員寮側にはネットワークカメラを複数台、工場側と遠隔で接続するために無線通信機器でデータ受信できるシステムを提案いたしました。
※工場側にはアナログHDのシステムが導入されています。
最後に
いかがだったでしょうか?
弊社では今回紹介させていただきました事例のように様々な機器との組み合わせにより現場での問題解決に励んでおります。
JSSの営業メンバーは全員フットワークが軽く、取引先の皆様に向けて勉強会や営業同行なども積極的に行っておりますので、ご不明点や検討に際しての不安がございましたら、是非、ジャパン・セキュリティシステムまでご相談ください。
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