大型案件に最適!64ch対応NVR「JS-RW5064」のご紹介

大型案件に最適!64ch対応NVR「JS-RW5064」のご紹介

ジャパン・セキュリティシステムの福岡支店で営業を担当しております谷口と申します。
今回は2024年8月末に発売した新商品の64ch用ネットワークビデオレコーダ「JS-RW5064」についてご紹介させていただきます。

4K対応 64ch ネットワークビデオレコーダ「JS-RW5064」

4K対応で超高画質録画が可能になり、映像圧縮方式H.265に対応。JSSプロトコル対応カメラとの組み合わせで簡単にカメラ登録ができます。また、レコーダからのカメラ設定やオートフォーカス調整も簡単です。

JS-RW5064製品概要

従来まで、JSSが提供しているNVRの中での最高ch数は32chまでだったのですが、さらなる大型案件に対応するため、倍のch数を搭載したレコーダを提供することになりました。
これまで、32台以上のカメラ接続が必要な案件には、を複数台設置する必要があったのですが、1台でまとめることができ、設置スペースや管理運用スキームの簡略化をすることができます。

さらに、カメラの登録台数が増えたことで録画容量も増えてしまいがちですが、内蔵HDDの最大容量が96TBまで増やせる※ので、大規模案件での録画データの保存にも安心して導入いただけます。

※32chのレコーダの最大容量は60TBになります。

スペック(抜粋)

ビデオ
ビデオ入力64ch
対応カメラプロトコルJSS、ONVIF(Profile S、ver22.12) ※ONVIF接続する場合の画像圧縮方式はH.264となります。
ビデオ出力HDMI(Ver.1.4b):×2
ディスプレイ解像度HDMI:3840×2160、1920×1200、1920×1080、1680×1050、1600×1200
録画
最大録画解像度12MP(ネットワークカメラに依る)
画像圧縮方式H.265、H.264
保存
HDD内蔵:24TB(標準)/ 48TB / 72TB / 96TB(最大)
RAIDRAID 1、5、10
ネットワーク
外部VideoポートGigabit Ethernet(Video In)×3 + SFP(Video In)×2
クライアント接続ポートGigabit Ethernet(Client)×1
転送速度50Mbps / 100Mbps(BRP Mode)
PoE電源供給能力
インターフェース
オーディオ入力/出力Local(NVR):1RCA / 1RCA+2HDMI、IP Camera:64 / 64(カメラに依る)
アラーム入力4TTL、NC/NO Programmable、2.4V(NC)or 0.3V(NO) threshold、DC5V / IP Camera64(カメラに依る)
アラーム出力1接点出力(NC / NO)、2A@AC 125V、1A@DC 30V / IP Camera64(カメラに依る)
USB端子USB2.0×2、USB3.0×1
一般
外形寸法約440(幅)×88(高)×515(奥)mm ※突起物含まず
質量約11,160g(HDD2個装着時)
電源/消費電力AC100-240V、50/60Hz、3.0-6.0A / 145W

RAID対応について

RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは、システムを冗長化させることで、データの読み書き速度向上と高可用性を確保する技術です。
JS-RW5064はRAID機能も拡張されており、RAID 1・5・10まで対応可能です。

RAID 0

【 ストライピング 】
複数のハードディスクに分散してデータを書き込み。
読み込みも複数のディスクから同時に行われるため、高速化を重視する場合には最適なRAIDレベル。

RAID 0

RAID 5

【 パリティレイド 】
パリティ(誤り訂正符号)を生成し、3台以上のハードディスクに分散してデータとパリティを書き込み。
1台のHDDに障害が発生した場合でも継続利用が可能。

RAID 5

RAID 1+0

【 ストライピング + ミラーリング 】
複数のハードディスクに分散して書き込みしつつ、書き込んだハードディスクのデータを複製する。
書き込み・読み込み速度と信頼性を向上させる。

RAID 1+0

こちらのRAID機能や32台以上のカメラ接続が可能なスペックから、以下のような業種にて導入・提案が進められています。

  • 工場・倉庫:敷地面積が広くて設置台数が多くなる
  • 銀行・金融機関:録画データの保全がもとめられる

JSSでの提案事例

代理店様から多くのご要望をいただいており、以下のような事例で提案をすすめております。

事例①:介護施設

設置先 介護施設
目的 既設カメラにくわえてカメラ増設→施設内安全管理の強化
案件概要
  • 設置先施設は3棟(うち1棟の監視エリアで統合監視)
  • 既設でアナログHDカメラ11台が稼働中
  • ネットワークカメラ29台を追加設置予定
  • 既設・増設をまとめて統合監視したい(管理・運用負荷の軽減)
機器構成 アナログHDカメラ=JS-CA1111(11台)
ネットワークカメラ=PF-CW2051M・PF-CW2060S(29台)
レコーダ=JS-RW5064

一つ目の事例は障がい者施設への設置提案になります。
設置先の建物は3棟、そのうちの1棟にある監視エリアで統合監視をしているため、運用にかかるリソースは削減していきたいご要望がありました。
既設のアナログHDカメラをコンバータ経由でIP変換してNVRに接続、既設と増設をあわせて設置台数が32台をこえる案件だったためJS-RW5064の導入を提案いたしました。

事例②:物流倉庫

設置先 物流倉庫
目的 倉庫内の安全管理・オペレーション管理
案件概要
  • 倉庫内の安全管理を目的に新規設置
  • 一部、ズームしてオペレーション・稼働状況をチェックしたい箇所がある
  • 不審者の侵入防止や車両ナンバー読み取りなどを行いたいエリアがある
  • レコーダは複数台設置したくない(管理・運用負荷の軽減)
  • レコーダはサーバルーム設置、モニタリングは社内LANを通じて社内PCから行いたい
機器構成 ネットワークカメラ=PF-CW2060S(25台)・PF-CW6040 (17台)・JS-CW4040S(3台)
レコーダ=JS-RW5064

次の事例は物流倉庫。
合計45台のカメラ接続となるため、従来であれば複数台のレコーダでシステム構成を組むところですが、システムの複雑化をさけたいエンドユーザからのご要望があり、レコーダをJS-RW5064の1台に集約する構成で提案をいたしました。

こちらのケースに限らず、システム管理者の保守管理のしやすさや、設置場所の省スペース化などを背景に複雑なシステム構成をさける傾向があるように感じます。

最後に

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
32台を超える大規模なカメラ設置現場への提案の際は参考にしていただければ幸いです。

ジャパン・セキュリティシステムでは代理店様に向けての機器・サービスの勉強会の実施、導入相談、施工・保守のワンストップサービスも行っておりますので、安心してお任せください。
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