【教育機関への導入】難しい配線ルートを解決した無線通信

無線通信活用で配線が難しい現場の悩みを解決

皆様、JSS営業マンブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、北海道支店の高橋が担当させて頂きます。

ご紹介する内容は、無線通信を利用した教育機関(学校・予備校など)への導入事例です。

  • 監視ルームとカメラ設置場所が離れている
  • 電源はあるけど配線がむずかしい

上記のような課題を解決するための機器設置事例を、ご案内いたします。
日頃より様々なクライアント様にJSS製品を提案いただいている「中央ビルメンテナンス株式会社」様との案件を題材にご紹介してまいりますので、是非とも最後までご覧いただければとおもいます。
学校・予備校などの設置・施工にお悩みの方に、本ブログを見ていただくことでお力になれれば幸いです。

導入の目的・課題

本案件の設置現場は北海道札幌市内にある教育機関です。
施設内の監視を目的に防犯カメラ・レコーダをはじめとする防犯システムの新規設置を依頼いただきました。

設置先クライアント様からのご要望

  • 要件①:校舎内に防犯カメラを設置したい
  • 要件②:隣接する駐輪場にもカメラを設置したい
  • 要件③:校舎・駐輪場、ともに校舎内の管理室でモニタリングしたい

校舎内は問題なくカメラ導入の見通しが立ちましたが、隣接する駐車場が「モニタリングエリア(校舎内)から距離的に離れている」「駐輪場が屋外でネットワークに接続できない」など、様々な条件がかさなり、通常のシステム・配線では解決できない案件でした。
駐輪場に電源はあったのでカメラ単体の設置は可能でしたが、校舎内でモニタリングを行うためにはネットワークをつなげる必要がありました。そのため、今回とりあげる無線通信を利用したシステムを提案することになったわけです。

設置現場のポイントと無線通信のメリット

本案件のポイントは、監視エリアが「校舎」「駐輪場」の2か所にわかれているため、通常のケーブルを用いた施工がむずかしい点です。
回避する策として、施設外壁などにカメラを設置して隣接エリアをモニタリングするという方法もあるのですが、本件では校舎壁面に配線ルートがなく設置が不可能という条件だったため、LAN・同軸ケーブルなどを用いた有線での施工が出来なくなってしまいました。
こういった条件の中で提案をしたのが無線通信を活用したシステム構成でした。

設置エリアのイメージ図

無線通信を利用したシステム構成のメリットをまとめると以下の3点があげられます。

  • ①配線が難しい環境への対策
  • ②施工費用を削減
  • ③道路を挟む特殊なケースに

①配線が難しい環境への対策

今回のケースをはじめ屋外での利用が多いですが、屋内でも配線を回すことが難しいケースがあるため、通常のシステム構成で施工が難しい場合に利用しやすいシステムです。

②施工費用を削減

長距離配線をするためにはLANケーブルだと100mまで(同軸ケーブルでは最長で約500m)。そこからカスケード(ハブからハブにLANケーブルを接続して配線を延長すること)を行って距離を稼ぐ必要があるかと思います。
配線距離が長くなればなるほど、ケーブルをはじめとする機材費や施工費が増えるのが一般的ですが、無線通信であればその分のコストカットが期待できます。

③道路を挟む特殊なケースに

工場や物流倉庫などを例にあげると、工場と管理事務所が道路を挟んで隔離されている現場がよくあると思います。
従来であれば片方だけに防犯カメラを設置するか、(ネットワーク配線が可能であれば)両方ともに防犯カメラを設置して遠隔ソフトで監視する方法で回避していましたが、無線通信であれば離れた拠点を無線接続して一か所の監視エリアでモニタリングが可能になります。

ここまで解説してきた通り、メリットが多い無線通信ですが、一方で、設置にあたりいくつか注意するポイントもあります。
無線通信は遮蔽物があると通信が遮断されてしまうため正常に撮影・録画が行えません。また、電源供給が出来ない場合は設置ができないのでそういった要件がないか、設計・ヒアリング時に十分注意が必要です。
今回のケースでも入念にヒアリング・現場調査のうえでデモ実施しましたが、導入後に撮影できなかったケースを回避するためにも、確実なデモの実施を推奨いたします。

システム構成紹介

導入したシステム構成についてご紹介します。
校舎側にはドームカメラ(JS-CW4041)を12台、レコーダ/モニタと有線接続してモニタリングしています。駐輪場側にはバレットカメラを2台。
校舎/駐輪場の間を無線通信機器で接続して、施設全体を一か所のモニタリングエリアで統合監視しています。

代理店様ご紹介

今回の案件をご担当いただいた代理店「中央ビルメンテナンス株式会社」様をご紹介いたします。
中央ビルメンテナンス株式会社様は主に札幌市、後志管内、空知管内などを中心に様々な現場でJSS製品を活用いただいております。

基本情報 会社名:中央ビルメンテナンス株式会社
創業:昭和47年12月21日
所在地:北海道札幌市東区北7条東4丁目1番地
事業内容
  • 総合ビル管理業(清掃・設備・環境衛生等)
  • 警備業(機械・常駐・交通誘導・駐車場警備)
  • マンション管理業
  • 建設業(リフォーム・アスベスト無害化工事)
今回の導入機器 JS-CW4040S:2台、JS-CW4041S:12台、JS-RW5016:1台、PoEハブ(4ch・8ch):5台、無線機:2台
ご提案先 グループ会社、法人、公共施設、ビル・マンションなど
対応エリア 札幌市、小樽市、岩見沢市、旭川市、滝川市、砂川市、その他北海道内
アクセスマップ

代理店ご担当者様より一言

クライアント側の要望に答えられるか不安を感じていましたが、親身に相談に乗っていただき感謝しております。
また無線での対応だった為、カメラがしっかり映るか心配していましたが、映像も途切れることなく非常に満足です。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。
弊社では今回紹介させていただきました事例以外にも、様々な機器・ソリューションサービスを駆使してお客様の課題解決をサポートいたします。

ご不明点や検討に際しての不安がございましたら、是非、ジャパン・セキュリティシステムまでご相談ください。

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ジャパン・セキュリティシステムでは、今回とりあげたシステムや防犯カメラ以外にも様々な製品ラインナップを取り揃えております。是非お気軽にお問合せください。

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