便利な機能「オーディオアラーム」の紹介
皆様こんにちは。
JSS社内で地味に便利な機能の活用を推進する営業推進「S」がご案内する本記事では、ネットワークカメラJSーCW40、JSーCW50シリーズに搭載している「オーディオアラーム」をご紹介いたします。
モーション検知と組み合わせて自動音声警告が可能なシステムを構築できます。ぜひ参考にしてください。
概要
よく駅のトイレで「手前が男子トイレです」とか、自動案内がありますよね。カメラのオーディオアラーム機能を使うと、簡単にできちゃいます。
今回の記事でご紹介する設定の用途としては、音声ガイダンス・警告を想定しています。
- 入口でモーション検知したら「いらっしゃいませ」
- 進入禁止エリアでの検知「こちら立ち入り禁止」
- 警備センサーとの連動「侵入を検知」
のような内容を自動で音声出力するようにします。機器設定の前に事前の準備として「カメラにスピーカー接続」「案内する音声ファイルの用意・登録」をしておいてください。
機器設定方法
こちらで設定方法をご紹介していきます。ネットワークカメラ(JSーCW40、JSーCW50)が対象機種となります。
今回、JSS社内で行った実装テストでは、実際に4種類の音声ファイルをリスト登録をしてみたところ合計で7.16MBでした。
テキスト読み上げソフト「VOICEVOX」で、作成したテキストを「ずんだもん」に読んでもらいました。
4種類の音声ファイル登録(合計7.16MB)
つづいて、イベント設定をしていきます。
モーション検知は、画面内の指定エリア画像に動きがあった際、録画やアラーム発報などを行う画像解析機能です。
モーション検知エリアの設定では「このエリアだけ検出」「ここのエリアは反応しなくていい」など検知する箇所を設定をします。
複数のイベントにあわせて音声を出し分ける設定も紹介しておきます。
以下のような使い分けを想定してつくってみました。
- モーション検知→「いらっしゃいませ 本日ポイント10倍です」
※音声ガイダンスのみ - トリップゾーン→「こちらは立入禁止です カメラ録画します」
※音声警告と同時にSD録画orスクショをメール送信 - アラームイン→「侵入を検知しました 警備会社に通報します」
※音声警告と同時に機械警備機器にアラームアウト
イベントにあわせて音声を出し分け
それぞれのイベント動作項目で使う音声ファイルを指定します。
カメラ単体+スピーカーで立派な音声警告システムが作れます。ネット環境やセンサー機器と組み合わせれば、簡易的な警備システムですね。
最後に
今回は便利な「オーディオアラーム」をご紹介いたしました。
本記事では立入禁止などを想定しましたが、「足元の段差にご注意ください」などの注意喚起や、「○○コーナーのご案内をお願いします」などの店員へのお知らせ、無人店で「お支払いはこちらです」など活用の度合いは広がると思います。AI画像解析の時代ですが、すでに搭載している便利な機能を使ってみるところから始めてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事が、セキュリティやマネジメント体制強化の一助となれば幸いです。もし、不明点やサポートが必要な部分がありましたら、弊社の担当営業までご連絡ください。
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