顔認証の精度を上げるには?

顔認証の精度を上げるには?

カメラで撮影した映像・画像から人の顔を検出し、個別認識する「顔認証」。日本防犯システムでも、セキュリティ向上からマーケティング分野にいたるまで、当技術を用いたソリューションを複数提供しています。
さまざまな分野で活用が進む便利な顔認証ですが、じつは撮影するカメラ機材やセッティングによっては認証精度が落ちてしまうことをご存じですか?
せっかく導入するのなら、フル活用してその恩恵を受けたいですよね。
こちらの記事では、顔認証の本領を発揮するための『コツ』をご紹介いたします。

顔認証の仕組みとは?

顔認証の仕組みとは?

顔認証の仕組みをご説明いたします。
顔認証技術とは、顔検出と顔認識の2つの技術で成り立っています。
画像内に顔が存在することを検出(顔検出)して、検出した顔が誰なのか推定(顔認識)します。目・鼻・口など特徴点の位置関係を元にして、データベースに登録された顔データの誰に該当するのかを推定しています。

認証精度を上げるカメラ選びと設置

映る顔の角度と明るさで認証精度は変わります。
正確に顔を映すために、適切な画角で検知設定を行うことがポイントです。
注意する点としては下記5つがあげられます。

1.顔は正面

正面顔は、目・鼻・口の位置関係がはっきりします。横顔や斜め顔は位置関係の特徴点が出にくく精度が下がります。

2.水平に近い画角で ※図1を参照

画角は正面水平が理想です。(カメラレンズ面と対象の顔との角度(俯角)は15度以内を推奨)
水平に近づけるには天吊り設置または遠目からズームで撮像します。ブラケットで設置位置を下げられるボックス型カメラが推奨です。
高い天井にドーム型を直付けすると、俯瞰画像(見下ろす画角)になりがちのため非推奨です。

3.高倍率ズームで顔を大きく

顔が大きく映れば特徴量を検出しやすく精度が上がります。画面端の周辺歪曲も出にくくなります。

4.顔を明るく映す

出入口に設置する場合、室内に露出を合わせ顔が明るく映るよう、明暗差が出ない場所に設置します。西日や床の照り返し、反射光の映り込みで精度が低下します。
日除けの設置も検討します。カメラの逆光補正やWDR機能も設定推奨です。

5.カメラのレンズは汚れの無いように

汚れで精度は低下します。

【図1】

顔は正面から撮像する

見下ろす角度(俯角)が小さい方が、顔を正面から捉えやすい。

推奨カメラ紹介

以上の注意点を踏まえて、顔認証に用いる映像を撮影するのにオススメの日本防犯システム製防犯カメラをご紹介いたします。

日本防犯システムの顔認証ソリューション

近年では、AIの力により顔認証の精度が向上しています。
日本防犯システムでも、AIエンジンによる解析を行う画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」と、そのAIZEを用いた複数のソリューションを提供しています。ぜひ詳細ページから、AIZEができることをご覧ください。

店舗マーケティング

店舗マーケティング支援のソリューションです。防犯カメラで撮影した顔画像を元にして「来店数」「顧客属性」など様々なマーケティングデータの収集・解析をサポートします。

詳細ページはこちら

顔認証セキュリティ

不審者などの特定ユーザーを把握してトラブルを未然に防ぐなど、防犯カメラを利用してセキュリティ向上に繋げます。

詳細ページはこちら

勤怠管理

設置したカメラに顔を映して、登録された情報と本人照合を行うので、他者による「なりすまし」を防止できます。顔認証なのでタイムカード打刻やPC入力作業は必要ありません。アプリなので導入も簡単です。

詳細ページはこちら

最後に

いかがでしたでしょうか。
顔認証の精度を上げる『コツ』と、AI画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を活用した顔認証のソリューションについてご紹介いたしました。
日本防犯システムは今後もAI技術を取り入れつつ、皆様の安心・安全をサポートしてまいります。導入をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

画像認識プラットフォーム「AIZE」の活用情報ページ

防犯カメラで撮影した顔画像を専用のAIエンジンで解析し、メール通知機能などを使ってセキュリティ強化に繋げる「AIZE」の仕組みや活用方法をご紹介します。

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