金融機関から選ばれる高コスパな録画設定のご紹介
銀行や金融機関など、お金が関わる場所は犯罪者に狙われるリスクが高く、それゆえに防犯カメラ・レコーダをはじめとするセキュリティインフラの導入・運用は避けられません。
当社でも多くの取引実績がございますが、金融機関のお客様向けに導入されている録画設定・AIを含めたソリューションについてご紹介いたします。
- 銀行・金融機関の取引先が多い
- 金融機関向けの防犯システム提案を検討中
- 防犯関連の提案の幅を広げたい
上記のような方に向けて役立つ内容かと思いますので、最後までご覧になっていってください。
銀行における導入時の課題
防犯カメラシステムは、設置する目的・用途にあわせて録画期間の確保が必要です。
記録期間が短いと、犯罪が発覚した後で防犯カメラシステムの画像を確認しようとしても、既に画像が上書きされていて画像の確認ができない可能性があります。
しかし、録画期間を長く設定しすぎると記録媒体のHDDの大容量化を招き、防犯カメラシステムの導入コストが著しく上がってしまうため、システム要件とコストをふまえたバランスのとれた提案が求められます。
本記事でとりあげる銀行などの金融機関では、(設置個所によりますが)最低でも3カ月以上の画像を録画できるようなシステム構成を推奨されています。
実際の導入では半年間(180日以上)の録画期間が要件になる場合もあり相当の録画容量が必要になります。結果としてコストが膨らむ傾向にあると言えますが、今回はそのような長期録画期間の要件でコストを抑えたい場合の設定事例をご紹介したいと思います。
コストをおさえた録画設定の概要
録画設定の「モーション検知」「スケジュール設定」の2点を工夫することで、コストを抑えつつ長期間録画を実現することが可能です。
録画期間を長くしたい場合、常時録画設定だけだと増設HDDが必要になりがちですが、人の立ち入りに絞って録画することでHDD適正量でも長期間録画ができ、機器コストが抑えられます。
- ① モーション検知
- 撮影された映像の中にモーション(動き)があったことを検知する機能。動いたときだけ撮影できるため、録画容量の節約が可能。
- ② スケジュール設定
- 録画設定を指定したスケジュール時間によって切り替えられる機能。モーション検知と組み合わせて使用する。
こちらのサンプル画面では8時~19時を営業時間・19時~翌日8時を営業時間外に。人の立ち入りが滅多にない特定の箇所1台のみ24時間モーション検知録画を設定。
レコーダの標準機能により、指定時間帯は「画面内の動き」を検出して録画をする設定を入れます。
営業時間中は常時録画を行い、営業時間外はモーション録画の組み合わせを行うことで、録画容量をおさえた防犯カメラのシステム構成を構築することができます。
モーション検知エリアは画面内で細かく調整が可能です。誤検知の多い、植物やガラス・非常灯などをエリアから外すことで、より精度の高い設定が可能です。
モーション検知の設定方法について、細かく知りたい方は以下のFAQページより設定方法をご確認ください。
※アナログHDベースの解説になっていますが、ネットワークレコーダでも設定可能です。
AI活用による更なるコストダウン
今回の「画面内の動き」を検出するモーション検知では、物体を問わず反応してしまいます。
実際に検出ログを見ると、人ではなく風で木が揺れただけだったり、犬猫など動物が検出されてしまうこともありました。
当社にかぎらず、最近では防犯システム内に「AI機能」を付与するケースが増えてまいりました。
AI画像解析装置の導入により「人・車・バイク」を判断して検出できるようになるため、対象物を人力で検索する管理者のコストを大幅に削減できます。
また、カメラ台数・ご指定の録画期間によってはHDDを増設するよりコストを抑えたシステム構築に期待ができます。
エッジAIボックスは、カメラ映像に「物体の判断」を加える、精度向上が可能なツールです。 JSSレコーダと組み合わせることで、人・車・バイクを見分けることができる「疲れない見張り番」を実現できます。ご興味がある方は、以下からサービスの詳細を是非ご確認下さい。
人に代わって効率的な防犯を実現するソリューション「エッジAIボックス」の仕組みや活用方法を紹介する専用ページです。
今回は金融機関への防犯システムに要望される長期間録画をコストをおさえて導入するための提案事例をご紹介しました。
エッジAIボックスを含めた最新の防犯システム構築にご興味がありましたら、担当営業までいつでもご相談ください。