警報機と連動した音声発報システムの構築

警報機と連動した音声発報システムの構築

近年、日本では犯罪件数が増加しており、防犯・セキュリティへの関心が急速に高まっています。

特に、2021年以降の日本における刑法犯認知件数は増加傾向にあり、地域社会の安全確保が喫緊の課題となっています。
一方で、あらゆる業種業態での労働力不足が深刻化しており、監視やモニタリングに必要な人的コストも増大しています。こうした背景から、防犯カメラを利活用した効率的な防犯システムの構築が求められています。

本ブログでは、防犯カメラと警報機を組み合わせた防犯システムの構成・導入事例について紹介します。「モーション検知」「AIを活用した人体検知」による発報などの技術を駆使して労働力・監視のための管理コストを補いながら高い防犯効果を実現する方法をご紹介します。また、具体的なシステム構成や、導入事例も取り上げます。
防犯システムの効率的な運用体制構築に課題を感じている方は是非チェックしてみてください。

モーション検知とは?

防犯システムに警報機を組み合わせて自動アラートを発報するには、録画している映像に発生した変化やイベントを何らかの手段で検知する必要があります。
そこでまずご紹介するのが、JSS遠隔監視システムの標準機能である「モーション検知」です

映像に動きがあった時に録画を開始する録画モードです。警報機と連動することで、動きを感知した時に警報音を鳴らします。映像上で検知範囲を設定することが可能です。

JSS遠隔監視システムの標準機能として搭載されている機能で、容量をおさえながら長期間録画を実現したい現場や夜間監視の際に利用されています。

モーション検知を詳しく知りたい人はコチラもチェック

便利な機能「オーディオアラーム」の紹介

オーディオアラームとモーション検知を組み合わせた自動音声警告の設定方法についてのご紹介

金融機関から選ばれる高コスパな録画設定のご紹介

金融機関のお客様向けに導入されている録画設定・AIを含めたソリューションについてのご紹介

AI検知(エッジAIボックス)とは?

次に、ご紹介するのがエッジAIボックスを利用した「AI検知」になります。

「モーション検知」は映像に変化があった際に検知→発報を行える機能でしたが、「人・車などの判別をする」「特定の条件に合致した場合にのみ発報する」など、複雑なことはできませんでした。
こちらのAI検知では、AIが人・車・バイク(自転車含む)のみ指定して検出できます。JSS製のエッジAIボックスをシステムに組み込むことで防犯カメラにAI機能を付与し、特定の条件で検知した時に警報機と連動して警報音・フラッシュライトを発します。

指定した監視エリアに侵入した人や車を検知する「侵入検出」、指定したラインを基準に逆走を検知する「ラインクロス検出」など様々なAI検出機能を付与することができ、多様な現場で活用されています。

エッジAIボックスの詳しい説明はコチラから

人に代わって効率的な防犯を実現するソリューション「エッジAIボックス」の仕組みや活用方法を紹介する専用ページです。

システム構成

防犯カメラと警報機を組み合わせたシステム構成をご紹介します。

  • 防犯カメラと警報機を接続して、自動警報をさせたい
  • レコーダと警報機を接続して、モニタリングしている管理者に即時警報したい

などなど、現場では様々なご要望があると思いますので、ニーズに合わせて使い分けてください。

システム構成

導入事例

こちらでは、AI検知を利用した自動発報システムを導入した事例をご紹介いたします。

業種・業態 太陽光発電所
設置エリア 関東近県
顧客要望 太陽光発電設備の盗難被害が発生したため、防犯体制・システム構築を整備したい
設置機器構成
  • PF-BW1604:1台
  • JS-CW5040S:2台
  • JS-CW5041S:2台
  • JS-RW5004:1台
  • RT-POE0401:1台
  • 警報機:4台
利用している機能 侵入検出

既設のカメラは存在しているものの適切に運用されておらず、十分な監視体制をとれていなかったところにケーブルの盗難被害が発生。システムリプレイス・導入運用サポートをご依頼いただきました。
顧客要望を深堀りしていくと防犯カメラでの盗難現場の録画だけでなく、盗難を防止する・盗難を即時で検知する事が重要だとわかり、人が侵入したタイミングでアラートや監視者への通報ができるエッジAIボックスを提案。
無事に導入いただき、現在も運用中です。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、防犯カメラと警報機を組み合わせた防犯システムの構成・導入事例について、ご紹介しました。

AIやモーション検知を利活用した防犯セキュリティの省人化・DXに課題を感じられている方は是非、弊社の担当営業までご連絡ください。

もしくは、以下の問い合わせフォームから、いつでもお問い合わせいただければ幸いです。

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